驚きの明治工藝展に行って来ました | 月とサカナ B-side

驚きの明治工藝展に行って来ました

9/9 某自転車映画を見に行った後で、上野芸術大学の「驚きの明治工藝展」へ

…すごいよ!!!自在置物がこんなに揃っているの初めて見たよ!!!!
そして、写真まで撮っていいとか!なんて太っ腹なの!!!

 

待ち合わせをしていたので、上野の大佛パコダを見たり、枝をまーるく加工した
月見の松を見たりして、ぶらぶらと上野芸大へ

 

入場料1300円(前売り1000円)なのですが……一言でいうなら
『自在置物とか日本の工芸品好きな人見ようよ!必見だよ!!』

もう細工が細かい細かい


これ作ってる姿を想像したら恐ろしいなというぐらい細かい
どうやったらこんなん作れるんだよと思うぐらいに繊細!
あ、余談ですがロッカールームに「無料」という文字が見えなくて、ちょっと
不安になりますが、小さな小さな文字で利用ご返却とありましたw

自在置物の蛇なんかは、動かしてアニメーションを作っておりましたが
金属なのに、金属じゃないよこれ!というものすごくしなやか
かつ滑らかな動き


龍はもうめっちゃカッコイイ…なんだよ江戸時代からこういうの日本人の魂的に
やっぱりしみ込んでいたんだね…としみじみなるレベルにすごい
(あ、売店では海洋堂監修現代の自在置物がおみやげで売っておりましたw)
「明治」の工藝…ではなく、自在置物に関しては半分位江戸時代だったかも

 

七宝細工の天才は二人いて、一人が通常の七宝(金属枠ありで、どこまでも細かい細工)
もう一人が金属を抜き去って、絵画のような七宝を作るという技法…というのを
先日美の巨人たちで放送していましたが、本当に実物すごい…
紅葉の色とか、月のぼかしとか、なんでこれを七宝でできるんだという口あんぐりレベルです

リピーター割引で、次回も1000円になる割引チケットもらったのですが
…もう一回本気で行ってもいいかなと思います

 

あ、でも今回は平日行ったのでゆーーーっくり落ち着いてみれたのかもで、土日は
どうなんだろう…

 

余談ですが、平日なのに来る途中で通りかかった日本橋コレドのアートアクアリウム…だっけ?
金魚がいっぱいのヤツ 地下鉄構内にものっそい行列ができておりました
私の見た時点で平日11:00頃で2時間待ちとか出てたけど、あれ多分二時間じゃとても
入れないと思う…っていうすごい行列でした

 

そのまま近くの黒田記念館へ
教科書などでも見かける黒田清輝の絵を無料で見せてくれる太っ腹な記念館です
今回は残念ながら代表作っぽい絵は、貸し出し中なのか不在

それでも一枚の絵を描くための下絵だけで、もう普通に完成してる絵画じゃん…と思わせて
くれる展示が並んでおりました

(公式HPを確認してみたら、最近は
>黒田清輝の代表作である「読書」(1891年)、「舞妓」(1893年)、「智・感・情」(1899年)、「湖畔」(1897年)をゆっくりご鑑賞いただける特別室を設け、年3回、新年、春、秋に各2週間、公開しています。 
とあったので、期間限定公開となっているようです)


ちなみに次回とそれ以降の予定日は
特別室開室日:
2016年10月25日(火) ~ 2016年11月6日(日)
2017年1月2日(月・休)~ 2017年1月15日(日)
2017年3月27日(月)~ 2017年4月9日(日)

その後は、同伴者に「おすすめだから!」と引っ張ってきたこども図書館へ
こちら、名称だけだと勘違いされてしまいがちですが、旧帝国図書館の建物の為に作られた
建造物で、めっちゃカッコイイのです!
しかも中には戦前どころか大正発行の、児童文学本とか普通に触らせてくれるという…
こども図書館なのに、展示品保護の為かこどもが入れない箇所もあります

 

今回初めて、こちらにあるカフェへ
メニューは…学食的な内容で、お値段リーズナブル
私は懐かしいラムネを飲んだだけなのですが、お味も学食的だったそうです
カレー450円 謎の「男飯」550円 ランチセット600円ぐらいのお値段
普通のペットボトルとかも130円で売っていますし、ラムネは100円でした

ちょっと床とか汚れがち…かな…?と思うのですがお値段もリーズナブルだし
不満はなし


カフェは持ち込み不可ですが、出てすぐ横にあるオープンエリアのテラス席
ならお弁当と持ち込みOKだそうです

 

「赤い鳥」がシリーズで全部並んでいたり、シュールな「ミミズのおっさん」という絵本を
同行者に教えてもらったり、大人だけで訪れても充分楽しいです。

もし明治工藝展に行かれる方がいらっしゃったら、お薦めです。

 

そして、最後に非常に残念なお知らせが…

ブログでしょっちゅう書いていた、上野動物園の前にある「上野こども遊園地」

…なんと、8/31で閉鎖されていました!

 

張り紙には「上野動物園前の景観を損ねるという理由で、土地の持ち主である東京都が借地契約を終了しました」との一言が…!

つい少し前に、ここのクレープの甘いやつを完食したよ!次こそしょっぱいの食べるんだーと浮かれたブログを書いたばっかりだったのに…

こども遊園地の前にある、パンダ焼きを売っていた小さな売店も6月で閉鎖させられていたそうです。

 

ネットで調べたら、この土地はオープンカフェになるとのこと。

そして平成21年から進めてるからオリンピックとは関係ないと主張しているのですが、…まあ皆、信じないよね

上野の魅力は、アメ横含めてあの雑多な空気、文化芸術の雰囲気の中にある子供やリーズナブルに遊べる自由さにあるのに…!

こども遊園地じたいは、赤字でもなく通常に経営が続けられる状況だったとのこと。

残念、の一言です。

 

 

商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。お買い物される際には、必ず商品ページの情報を確認いただきますようお願いいたします。また商品ページが削除された場合は、「最新の情報が表示できませんでした」と表示されます。

驚きの明治工藝 [ 東京藝術大学大学美術館 ]
価格:2199円(税込、送料無料) (2016/9/10時点)