震度7も体験できました 本所防災館(ぐるっとパスを利用2016 その2) | 月とサカナ B-side

震度7も体験できました 本所防災館(ぐるっとパスを利用2016 その2)

本日はぐるっとパスを利用しながら、錦糸町へ行くのならばと、ずっと興味のあった本所防災館へ行ってきました

本所防災館は錦糸町から徒歩15分程度
ものすごい充実した色んな避難訓練みたいなものを体験させてくれるのですが、無料です
(ただし基本電話予約が必要)
中
建物の中は近代的なカッコイイデザイン

今回私たちが体験を申し込んだのは暴風雨→煙→消化→地震のコース
申し込みをしたその日に熊本の大震災が起きまして、本気で向き合って色々体験できました

最初に20分程度のドキュメンタリーミニシアター
今回見たのは3.11を題材にしたもので、微妙に画面にあわせて地面が揺れます
気仙沼のあの大規模火事がどうして起きたのか、地震そのものよりその後の津波の恐ろしさ、火がなくてもショートした車から火花が出て、海面に浮かぶオイルに着火して…というのがわかりました
あれだけ揺れてて、避難警報が出ていてものんびりゆっくり歩いたりしてる人も、それなりに映ってました(画面を見ていただけではその人の事情がわからなかったというのもあるかもしれませんが、水が近くに来たのをみたら走り出していたので、まったく走れなかった…という雰囲気には見えませんでした)
その人を責めるのではなく、無意識に『今までそんな大波とか台風とか来ても、大丈夫だったし』みたいな思いがあったら、自分もそうしちゃうかも…の教訓になります
火

映画の後は、各コースごとにインストラクターさんが呼び出しをしてくれて、そんなに大規模ではない人数で、全員に色んな体験をさせてくれます
最初は暴風雨
ものすごくしっかりしたレインコートや長靴は、貸してくれますし、お化粧をしている女性には…と使い捨てのマスクもくれました
…しかし!このマスクが!!
暴風にあってびしょ濡れのマスク!呼吸ができない!!歴史小説を見てると暗殺で、濡れた半紙や和紙をそっと寝てる人に重ねてくと言うのがありますが、まさにそれ…
上からの雨風で「あぶぶぶぶぶっ!」となっているのに、呼吸ができないという苦しさ!!
(あ、ちなみに現代でこんな暗殺をやっても、鼻や口中に残る紙の繊維や押さえつけられた圧迫痕でばれますのでやめましょう)
煙
次は煙についての解説
蛸足プラグにほこりと、窓際の水滴から燃えていくという設定
煙の中を頭を低く逃げるのですが…サービスで煙を多めにして下さったので、頭を低くしても結構煙がありました

そして次は部屋を移動して、三人一組で消火器を持って、火元に水をかけるという訓練
…結構重いですね、消火器
画面が実際にかかる水に連動して、火が消えると言う凝ったCGでした

そして最後が、地震
5人ずつのグループ(女性・男性)に別れての体験でした
…あらかじめ、1分で地震が来ると解っていても震度7の辺りでは女性陣全員の悲鳴が…
いや不謹慎と重々承知なのですが、頭が真っ白になって地面がこんなに揺れるなんておかしい
と壊れた笑いがでてきそうに揺れます、そして長い
私たちの方は徐々に地震が大きくなると言うタイプで、男性陣は直下型の
『いきなり震度7がどーーーんっ』というパターンでした

こちらは、誰一人驚きの声や悲鳴を出さず、無言でしたすごい
マグネチュード8とマグネチュード9では32倍も威力が違うのですね……
解ってても「無理無理無理!これ動けない!!っていうかテーブルの下に潜ってもテーブルもこれ倒れるんじゃね?」というすごい勢いでした

お子様でも体験できますし、ここはぜひ一度行かれた方がいいかと思います
災害大国日本人にお勧めです!!
(申込時に「日本人の方だけですか」と聞かれたので英語対応などしてくれるかもしれません、また資料の説明や映画の字幕対応の種類に中国語や韓国語の文字もあったので、ひょっとしたら時間限定で対応可能かも…?予約の際に確認してみましょう)

↓こっから下は、たばこと塩の博物館感想になります




その後、お昼は通りかかった定食…看板には「とんかつ那須野」とあるお店へ
私は600円の煮こみ定食
友人達は煮込みも食べたいけど、とり天も食べたい!と悩み二人がミックス定食(600円)に小鉢で煮込み(250円)を別途注文してました

煮込みはご飯味噌汁、ポテトサラダにお漬物と煮込みとコーヒー
ミックス定食はとり天とコロッケ、ご飯味噌汁お漬物とコーヒーですが、お店の奥さん(?)がポテサラを一口だけど…とおまけしてくれました、親切!

とり天のタレが葱が多めに入ってて、別添えのレモンと食べるとさっぱり美味しかったそうな

その後、友人がバウムクーヘンが好きだと言うので乳糖製菓へ
ちょっとわかりにくい場所なのですが、お店の前で会議用みたいな机を並べて、色んなバウムクーヘンを売っています
本日は白桃300円、チーズ、濃厚チーズ、びわ、紫芋などがありました

運がよければ、切り落とし200円なども買えることがあります

その後は大横川親水公園をずっと歩いて……
行けばよかったのですが、途中で「あれ?ここらであるはずなのに」と不安になって、変に横道に行ったせいで余分に多分1kmぐらい歩いて
「たばこと塩の博物館」へ

すごく小さめですが公園からの出入り口もあるので、公園の中をずっと歩いていくことをお薦めします!

ここは元々渋谷にあった博物館
おととしぐらい?にこちらに移転してきたばかりで建物はピカピカです

通常の入場料は100円ですが、本日は特別展の根付展をやっていたので300円
以前美の巨人たちで特集された、竹の輪の中に職人がいるという根付も実物が見れましたが…
あんなに小さいの!?と驚くことびっくりです

っていうか「すげぇ…これすごい通り越してパラノイア…」と呟きたくなるような細かい細工がこれでもか
蜘蛛の巣を螺鈿で表現したのなんて、仮に依頼人の無茶振りに答えたにしてもすごすぎる!

根付を好きらしい、上品な年配のおじさまと色々しゃべりながら、拡大鏡を見せてもらったり、ここがすごいと話したりと大変充実しました
細かい細工が好きな方、拡大鏡持参するとじっくりたっぷり見れますよ!

その後常設展示の方へ
特設展は写真禁止ですが、常設はOKとのこと

塩のコーナーにあった、伝説の人
婚約がイヤで地下に婚約指輪を投げ捨てたら、まったく別の場所で見つかって「なんで?」と調べたら地下に塩の層が見つかったとか

ドイツの青い塩はとても美しいのですが、ほかで青い塩なんて聴いたことがない
……なんかヤバい成分が混入してるのかねーと話していたのですが、結晶構造の歪みでとても珍しいそうです

あ、私はタバコを吸わないのですがこの建物は1・3・5階に喫煙室があって、しかもオシャレな部屋でした

たばこと塩、という組み合わせに「なんで?」となるのですが(ここら辺って授業に入る前に追いつかなくて学年終えちゃう辺りだからね…)
昔タバコと塩は専売、国が管理しての販売事業だったからです

本当はこの後、江戸両国博物館に行く予定だったのですが、もうこの時点で5時!
歩くのも無理!ということでぐるっとパスは300円分のみの利用
ですが充実した一日でした